箱根駅伝

松坂の年俸は三億五千万だが、箱根のランナーも須く年下であることに気付き、軽く鬱。今年の箱根はとっても面白かった。下馬評では「東海大」を筆頭に「駒澤大」「日体大」「日大」「中大」が優勝候補といわれていた。現に、これら5校はイレギュラーがあったにも関わらずシード権を確保している。私の超個人的な予想では、往路は東海、総合優勝は駒澤だろうと思っていた。往路で駒澤が30秒差で2位に付けたときには五連覇は確実だと思った。しかし、往路優勝したのが順天堂であったことが展開の綾であったように思う。例年(何故かは分からないけど)順天堂は優勝争いに絡む絡まないに関わらず、復路が強い。駒澤の選手監督としては、優勝候補の4校が相手なら箱根スタートで一分以内の差であれば抜く自信があったというし、実際そうなっただろう。しかし、相手が復路で(ある意味駒澤より)強い順天堂になってしまったことが、精神面で大きな影響を与えたように思う。総合力を背景に守りの復路を展開してきた駒沢が、攻めに出ざるを得なくなったことで、結果崩れてしまったように思う。正直、各個人の一分二分の実力差は超えられない壁であるにも関わらず、サイモンや伊達や難波のように、体調不良で五分遅れてしまえば貯金は吹っ飛んでしまう。その結果、亜細亜大学が棚ボタとしか言いようがない展開で初のタイトルを拾ってしまった*1。棚ボタといっても20チームとも芦ノ湖以外繰り上げスタート無しだから、近年の参加校の実力は拮抗していて何が起こっても不思議ではないのだけど。競馬のようなメークドラマを目にしてしまった以上、箱根駅伝は来年以降も目が離せないということでファイナルアンサー。それにしても、母校が箱根に出る方々が羨ましい。

*1:法政大学もさりげなく復路初優勝