7月4週のモーニング

常務島耕作

支那人労働争議対策についての話。支那大陸では高度経済成長に伴い、最低賃金は引き上がり、共産党とは無関係で自然発生的*1に様々な労働条件の改善要求がなされていて、まるでかつての日本と瓜二つ、日本企業も大変ですのってな展開。島常務によると、労働争議を仕切っているのは大卒の工場労働者らしい。学歴の割に低賃金・劣悪な労働条件に甘んじている人間は、不満度が高いうえに中途半端に頭が良いので、経営サイドからしてみればいつ刺されるか分からない不穏分子だそうだ。目から鱗。キャリアとノンキャリ*2という分類は、人件費の面だけでなく、人事全体からみても極めて合理的なシステムなのだ! つまり人事としては、ソルジャー候補は、体力のある体育会系や野心のない高卒専門卒を欲しているわけであって、高学歴あるいは頭脳派の人間が道を踏み外した場合、拾ってくれるはずもない。絶望した。糸色望先生じゃないけど世の中に絶望した。まぁ、そうでなくてもイマドキの日本の大卒は若隠居を決め込むことを人生の目標*3に行動しているから、人事としては扱いにくいことこのうえないだろうな。

*1:労働者はネットで情報交換を活発に行っているらしい。日本の2ちゃんねらーと一緒だね

*2:国家一種と二種とか、一般職と総合職とか

*3:M.I.Q.サイコウ