クララが、クララが勃ったー

クララ白書」2巻(集英社コバルト文庫)─氷室冴子

引き続き、いでっちから2巻を借りて読んでみたが、激しく面白い。氷室冴子*1と鉈ふりのマッキーサイコウ。彼女に惚れられた西藤さん*2に嫉妬の炎メラメラだ。それにしても、読んでいて光太郎さんが可哀想になる。周囲にはシスコン(従妹だけど)と揶揄され、その従妹は百合で振り向いてもらえず、役得で御近づきになれたしーの(ヒロイン)には貢いでくれるロリコンおじさんと軽んじられ…。その気のない相手に対する光源氏計画をよく頑張るよ。伏線と思われた大学のGF疑惑には触れずに終わったのがウケル。実際問題、しーのに放置プレイを喰らっているので、並行して多方面にアプローチをかけていることは間違いと思われる。
内容が濃いので、仮に白泉社かマーガレットあたりで漫画化したら、単行本10冊(少なくとも3年)はいきそう。マリみてよりこちらをマーガレットに載せたほうが良さげだ。続編の「アグネス白書*3も見たいのだが絶版で、区立大崎図書館に借りにいかないと見れないそうだ。誰か(一日で読むから)又貸ししてください。

*1:ジャパネスクは当時、MMドラマ化して一大ブームを巻き起こしたらしい。アレはテレ朝深夜系のネタドラマとなると思うだけに想像もつかない

*2:ごく普通の大学生

*3:中学編のクララに対して、アグネスは高校編