九月下旬

ファアリーアイドル楓たんキボン

都立水商!」5巻(小学館ヤングサンデー)─室積光猪熊しのぶ

サラダ。鳥は原作小説を読んだことがあるらしい。「短いうえにしょーもない内容なのに、よく引っ張ってますね」だって…。サラダな水商女性陣よりも作者の若妻萌え。嘘。オビの“都内クラブ・キャバクラ等優良店計103店大推薦!”とかワケワカラナイ。水商売だというのに銀座エリアを外しているのが非常に胡散臭い。案外、取材協力に応じてくれた店のチェーンなのかもしれない。

「フェアリーアイドルかのん」1巻(ポプラ社プレコミックブンブン)─袴田めら

ブンブンコミックスは新書版409円の標準サイズなんだけど、紙質がめっさ良い。明らかに重たいし、美白。(Gファンのコミックスを想像してください) ポプラ社は景気がイイですね、マジで。おジャ魔女ミルモとアイドルモノを調合したよ(爆 絵はへたうま。ヒロインは変身するとフェアリー楓たんみたいな衣装になるんだけど別段萌えない。幼女向けの割に話運びや仇キャラが負に傾いているせいか、読んでいて気分が悪くなる。わざわざamazonで買ったというのに、久々にやってしまった。唯一、注目に値するのは強気幼女の“妹尾あいこ”ぢゃなかった…“天野まりか”たん。ゆずゆといいコレといい、素敵に強気、無敵に孤独な“まりか”たんハァハァ。俺はこんな娘欲しくないないけどな。これでも、ブンブンを背負って立つ幼児・児童向け萌え漫画? ニューウェーブなのかというと別にそうでもなくて、小学館学年誌なんかで昔からこんな漫画はあったと思う。「うえだ未知」とか「やぶうち優」とか。「すきっぷ・なみちゃん」なんかに単行本買うくらい萌えていた消防は僕だけですか。そうですか。いずれにしても、親が買い与える目的と180度逆のベクトルであることは確かだ。

のだめカンタービレ」10巻(講談社・kiss)─二ノ宮知子

峰卒業、のだめ中退。ついに世界へと羽ばたく。面白いけど、話のスケールが大きくなればなるほど、キャラに親しみを感じにくくなって行きそうだ。

かってに改蔵」26巻(小学館週刊少年サンデー)─久米田康治

サンデーの2番打者。愛すべきマンネリに22巻で購読をストップしていたのだけど、完結を機にamazonで買い揃えた。ファンブックもついでに。どうせブックオフで半額で買うのなら4×200円プラスして新刊買うか!*1 ブックオフで探すのも家に持って帰るのも面倒臭いしなぁ。なんてカネの使い方*2をしていたら、年末を控えて、親身になって相談されかねない懐具合。噂どおり、25巻・26巻における作者の自虐っぷりは凄まじい。半分ネタ=半分本気であるのがよく分かるので、見ていて可哀想になる。何だかんだいってサンデーCM劇場ですらアニメ化しなかったし。昨今のアニメバブルを鑑みると、二流以下の出版社連載であったならば間違いなくアニメ化していただろう。まぁ、トータルの印税はサンデーの方がデカイと思うので贅沢はイクナイ。それから作者は赤松漫画にマジで嫉妬していた模様。改蔵小学館漫画賞にノミネートされた回に受賞した作品が「ラブひな」だったのが本当に悔しかったようだ。

「魔法の少尉ブラスターマリ」(メディアワークス)─矢立肇富野由悠季池田恵

15年前、バンダイ刊「サイバーコミック」で連載されていたらしい魔女っ娘ガンダム漫画。絵柄に80年代を感じる。(好きだけど) オビに騙されて買ってしまった。マリは変身前のほうがカワイイ。変身後は単なるアフロのオバハン。

*1:立読は疲労が溜まるので選択肢に無い

*2:改蔵なら探せば置いてある漫喫もあるだろうに…