韓国産

冬のソナタ」で火のついたヨン様ブームにのって、最近韓流ドラマが増えつつある。御当地では“若者向けのあーぱーなドラマが何故チョッパリでウケているニダ?(超意訳)”と言われているらしい。自分も、イケメン林家ペーヨンジュンと音楽にほだされているだけなんじゃあ? と思っていたんだけど偏見はイクナイNE! NHK深夜の「美しき日々」と日テレ昼前の「ホテリアー」を観ているんだけど、面白過ぎる。ノリは全てバブル期の日本。韓国の制作陣は本当に日本文化が大好きなようで研究しているのが分かる。現地では現在進行形なんだろうけど、日本人からみると既視感からベタベタのコテコテに見えてしまい、ネタとしか思えない。今の日本では、イロモノ俳優やお笑い芸人がNHKやテレ朝の深夜ドラマでやるような三文芝居を、演技力豊か(日本のトレドラ俳優は演技下手が多いので、歴然とした違いを素人の私でも感じる)な大物俳優が熱演している。最近の国産品はバブルの後遺症もあって、制作者も視聴者も斜に構えすぎだと思う。韓流の王道直球が、ネタが大好きな若者以外にも、バブル三十代、懐古主義中高年、と広く受け入れられているのだろう。もちろん違いもあって、「美しき日々」で車に轢かれるシーンがあるんだけど、車内からモロに跳ね飛ばされるシーンと、血塗れになった被害者を映すんdeath! 日本では規制以前に大衆向け作品ではこんなグロい描写はしないと思う。民族による感覚の違いなんだろうけど、リアル妹と同時に「キモイ」と声を発する自分がいた。
この傾向はアニメにも同じことがいえるようで、かつては日本の名作をリリースするとともに、パクリが横行していたという*1。最近じゃあ、下請けの技術を活かして独自の萌えアニメ*2まで製作したとか聞くし、ネタは尽きない。
もちろん漫画も同様なんだけど、自分が知る限り漫画はロクなモンが無いんだよなぁ。韓国漫画界震撼の「熱血江湖」は糞つまらなかったうえに即あぼーんだったしなぁ。

*1:かに温泉発行の同人誌および韓国まんがまつり参照。「スペースガンダムV」などの例がある

*2:SPHERES