実写セラムン終了orz
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十日も前の話になるが、実写版セーラームーンが終わってしまった(´д⊂ 上記のサイトで全49話の解説＆ツッコミがなされているので、実写に耐性のある変人の皆様は御覧いただきたい。地元中京圏以外の視聴率は最後まで低迷したらしい。「ちゅうかなぱいぱい*1」よろしく、あわよくば続編を狙っていたんだろうけど、予想通りといえば予想通り。出来ればRまでやって欲しかったorz リアル月影のナイト様の「アデュー」と、下着姿のドジッ娘ベルチェたんを見たかったYO! 後番組は何故かウルトラマン。大きなお友達＆少女から腐女子主婦＆少年へ、視聴者が180度入れ替わっているんだけど…。もう観ねーよヽ(`Д´)ノ
セーラー戦士の萌え話は、以前、別のところで書いたので、今回は他キャラおよび原作の話をしたいと思う。なお、私のセラムン歴は「リアルタイムで無印、R、S前半までを視聴」「S後半、SS、スターズは観ていない」「漫画版は敬遠」「全200話のあらすじはビデオの背表紙で知ったかぶり」「レンタルや再放送は見ていない」「実写版は極力観た」レベルの朧げな知識。ミュージカルに行くようなヲタに殺されそうだ。これを機に初めて漫画版全18巻を読んだけど、巻が進めば進むほど駄目になる。結果として当時の私の判断は間違っていなかったと思う*2。
実写版の最大のみどころは、四天王*3のキモイ演技であった。原作では美形の優男達でクンツァイトがオカマという以外に特徴は無く、アニメ版ではそこそこ活躍したものの漫画版では瞬殺されてしまった彼ら。実写版では“宝塚系巻き毛の粘着ヘタレ＝ジェダイト”“トサカ頭のイケメン＝ネフライト”“銀髪のヒッキー＝ゾイサイト”“ロンゲで濃ゆい＝クンツァイト”として登場。全員インパクト強すぎ！*4 まぁセーラー戦士達のほうが百万倍強烈なので問題無いが。特にゾイサイトは、登場シーンでは必ず役者本人がショパンを弾くは、ドモルは、キモヲタオーラ大爆発。実はマスター・エンディミオンとプリンセスを気に掛けるいい人なんだけどさ。ジェダイトはコモノっぷりが微笑ましく、最後にはベリル様のハートを射止める美味しいキャラ。ネフライトは亜美ちゃんとくっ付くかと思いきや、キャラが薄すぎてあぼーん。唯一クンツァイトがマトモな演技力で、亜美ちゃんを拉致監禁洗脳*5したりと大活躍した。杉本彩のクインベリルも野際陽子の月影先生並にクリソツで必見。セーラージュピターは大根役者陣の中でも特に糞と叩かれていたけど、かえって朴念仁のまこちゃんというキャラを現していて良かったと思う。半年経ってテコ入れにオリジナル戦士の「セーラールナ」とかいうネコミミょぅι゛ょが出てきたけど、これまた精神的ブラクラ。あまりに不自然すぎてロクにストーリーにも絡まなかったし。（原作の人化アルテナに近い。もちろんネコミミなんか生えていないけどな！） さらに、変身水着・変身ドレスを着てCMに出演していた三次元幼女なんか、下腹部が膨れていてツムラのハイジ以上に如何わしく、スタッフは真性だと思わずにはいられなかった。
ストーリー全体としては、実写版前半は、中学生日記のノリとバカ話、恋話、コスプレが混ざり合っていて面白かった。しかし、徐々に低予算や女優のスケジュールに振り回され、後半、セーラールナの登場とシリアス化によって破綻してしまったように思う。原作よろしく、終盤は毎週のように各戦士がメガンテしていくことを期待したのに、ジュピターはメガンテしても生きていたし、不治の病のアイドルという美味しいキャラのヴィーナスにいたっては、小松彩夏の多忙でフェードアウトしてしまった。最後は、ミストバーンと合体した変態仮面を成敗→地球が滅びて鳥取砂丘に→幻の銀水晶と愛の力で再生。北極や冬のオホーツク海で撮影するわけにもいかないし、脚本はギリギリのラインでまとめたいえるかも。
漫画版は毎年12話で原作に喰らい付いて行く必要もあってか、連載初期や番外編を除くとアニメのダイジェスト版に過ぎない。亜美ちゃんは原作でも当初は眼鏡ッ娘であった！ アニメの内容を忘れていた今の私にとっては役立ったが、当時の視聴者が買う必要はゼロ。武内直子の入る隙もゼロ。そりゃあメンヘルにもなるかもしれない。セーラー戦士と敵キャラのインフレが激しすぎるうえに、とってつけたような話ばかりでげんなりする。これを見た後にジャンプ漫画を見ると「超オモシロ」と錯覚するくらいヤバイ。スターズで打切とはいえ、現在のゴールデンアニメと互角の視聴率はとっていた。本当になんでここまで売れたんだろう？
とりあえず、実写セーラー戦士五人が、このドラマを黒歴史とする有名芸能人となるか、AV女優になってしまうか、生温かく見守っていきたい。
