3月推薦候補

今月はガッと来るものがなくて、このままでは「やぶうち優ファンBOOK」か「姉⇔犬*1」を推薦することになってしまう。やぶうちはいくらなんでもアレだし(つい最近、ないしょのつぼみとICHIGOを推薦したし)、姉犬は鬼畜エロ漫画だし、いずれにしろ推薦すると皆に品位を疑われるので、新作を探すことに。そこでTMR冬コミ新刊でプッシュされていた作品を片っ端からチェック。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」と「魔人探偵脳噛ネウロ」は、ジャンプらしからぬスピーディーな超展開が面白い。どちらもなんとなくカラーが似ているが、独自の世界観がたっておりかつホラー漫画の要素が成功している分、ムヒョのほうが上だと思う。しかし、変化球投手は天下のジャンプではあくまで脇役。「アイシールド21」を今さらながら読んでみて、マイナースポーツを扱いながらも王道かつ飽きさせない展開と、セナやヒル魔の強烈なキャラに、漫画って素晴らしいなぁと感動した。「ガキ警察」はチャンピオン漫画のアレな要素の集合体といった感じで、そのノリがどうしても好きになれない。「喰いしん坊!」は漫画として純粋に面白いと感じてしまった(人物やカラー原稿はアレだけど、食べ物は本当に旨そうだし)。秋田書店を受け付けないところが決定的にヌルヲタで、ニチブンを受け入れるところが決定的にオヤジだな俺。
結局、

やぶうち優ファンBOOK」(小学館)─やぶうち優

「喰いしん坊!」6巻(ニチブン・ゴラク)─土山しげる

アイシールド21」18巻(集英社・ジャンプ)─稲垣理一郎村田雄介

の四択。やぶうちやエヴァでは芸が(度重なる推薦に書くネタも)ないけど、マネーや読む労力を考えるとアイシールドや喰いしん坊はキツいなぁ。それから今気が付いたけど、「くいしんぼう」って「喰い辛抱」とも読めるんNE!

*1:4月に発売延期