KQ蒲田駅ハァハァ

KQ蒲田駅で立体交差化事業のモデルをみて吃驚。駅舎三階立ての2面6線化ついでに第一京浜と環八の踏切を解消するだけだと思っていたのだが、なんと平和島から六郷土手まで総て高架化*1するみたい。北品川と八ツ山橋を除いて、都内のKQたんから踏切が無くなるらしい。既に発表されていた完成後ラッシュ時ダイヤの疑問が解けた。高架後の空港線ラッシュ時は、現在の「品川方面6本/h」「横浜方面0」から「品川方面9本/h」「横浜方面6本/h」へと大増発が予定されている。このうち「横浜方面6本/h」は、現在、川崎止まりの普通車を送り込むだけで可能だとわかるのだが、空港線を3本/hも突っ込むスジなんてどこにもないし。配線をみる限り普通車の蒲田待避は確実なので上下線とも快特が通過となるんだろうけど、急行の平和島待避なんかはどうするつもりなんだろう? 結局、線増と踏み切り解消により生まれる多少のスジの余裕はすべて空港線輸送力の増大に割き、時短や都内区間の普通車増発は行わない悪寒。ネ申民としては東海道に比べて異常に遅い朝夕のKQたんにはマジ萎えるのでなんとか速達化して欲しいんだけど(ギュウギュウ詰めとはいえ東海道と違って積み残しは無いし)。まぁ、現在の朝ラッシュでは、普通車でのんびりを決め込まないと(それすらも雑色利用客や蒲田駅のホーム移動で死ねるけど)、荷物を持って羽田空港に行くことなんて不可能なので、KQも安定期の通勤通学客は放置して、新規のドル箱空港利用客に狙いをしぼったっつーことか。それから、折角の高架化だというのに複々線化しないのはマジでありえない。せめて3線化でもしてもらえれば、朝の上りと夕方の下りが大幅に速達化されるのになぁ。なめんな。
よくよく考えてみたら、たしか単なる立体化事業では国や地方自治体が殆どもってくれるけど、線増も行うとなると鉄道会社もちになってしまうような…。今回のKQたんの場合は蒲田駅周辺だけ特例*2なんだろうなぁ。確かに都内の本線が複々線になろうが*3、得をするのはネ申奈川県民なんだから、慎太郎が税金を出してくれる筈はないわな。

*1:都の事業らしい。慎太郎流石だな。それに比べてネ申の國は…バブル期は川崎〜鶴見間の高架化や大師線の地下鉄化計画もあったんだけどさ

*2:空港利用客の新規取り込み狙いの線増だし、羽田アクセスの向上という公共性から多少は補助もあるだろうし、KQウマー

*3:複々線になっても利用客は微増に過ぎないし