11月下旬
「NHKにようこそ!」2巻(角川書店・エース)─滝本竜彦/大岩ケンヂ
1巻はそれなりに笑えたけど、2巻もストーリー全く進展なし。グダグダで同じことの繰り返し。停滞というかモラトリアムというかNEETというかまさにヒキコモリ。漫画的にどうかと思う。正直、佐藤君は黒沢のような未来一直線だし本人の資質的に社会復帰は不可能であると思われるので、練炭自殺はアリだと思うよ。
「ジョバレ」1巻(講談社・アッパーズ)白井三二朗
やおい書店で平積みになっていたので、気になって買ってみた。(原秀則+小野寺浩二)/2でバレーボールって感じの漫画。萌えとギャグとスポ魂? 絵は十年前の少年漫画といった感じで古臭い感は否めないけど、効果線やペンの抜き方、キャラクターの漫画的表情の豊かさは、漫画の面白さに直結していると感じた。線やベタの技術だけで6点は固い。流行りの萌え作家は、基礎画力は止め絵カラー一枚絵で誤魔化せても、動きは描けないもんなぁ。それでは7点以上を付けられないと考えてしまう今日この頃*1。
つまり、ヤマモトとか電車男を好む俺のようなネタ野郎向オタ漫画ってこと。休刊直前だから掲載が許されたのかもしれない。
「ヨイコノミライ!」2巻(ぺんぎん書房・COMIC SEED)きづきあきら
オタマジヤベェ*2。デブが比較的常識人に位置付けられているのが怖い。2巻でもキャラ紹介の延長ばかりで、肝心のストーリー=青木さんの背景は進まない。いい加減、俺も気になった。漫画で引き伸ばしか、そう思われても仕方ない構成の稚拙さは、個人的に許せない。