マリア様がみている

マリア様がみている

※参照 ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~bso/main/dust/maria.htm
黒髪ロング党のザワシオが、萌アニの新刊で個人原稿にしたいとのことで、噂のエロDVDを観ることになった。マリみて1巻の実写ドラマが展開されるのだが、本当に酷い完成度だった。まず、黄薔薇姉妹が出てこない(ある意味仕方ないけど)。演技も学芸会レベルだと叩かれているようだが、それでは小学生に失礼だ。ぶっつけ本番でカンペを確認しながら喋っているかのような、不自然な間。嫌々やっているとしか思えない、無表情棒読みの台詞回し。まるで、げんしけんの久我ピーに、無理矢理接客業をやらせたかのよう。そのうえ、BGMも無いに等しいので、気まずさと不快感が際立っていた。おそらく、祥子さまと柏木以外は原作がどんな話かすら知らないのだと思う。祥子さま役の舞咲しゅりが、一人(可もなく不可もなくの学芸会レベルで)フォローに回っていたものの、どうにもならない。まともな演技をしていたのは柏木役のキモオタ*1くらいだった。俺ら、ズブの素人が同人実写ドラマを製作したとしても、これよりは良い物が出来ると思った。
前座はともかく、コスプレレズモノとしては、まずまずの出来だったと思う。しかし、ドラマ部分では表情の死んでいた祐巳が、濡れ場になると途端に生き生きとなったので、唖然としてしまった。当然、本物の女子高生に比べれば老けているし、淫乱な貧乳*2お嬢様という矛盾ばかりの設定に違和感大。ょぅι゛ょなどは瑞々しいからこそ良いのであって、オンナがキムスメを装うのは勘違いも甚だしい。スクール水着も、ブルマも、百合天国も、百合姉妹も、別に本物志向のこだわりがあるという訳ではなくて、とうが経ったオンナが清純派を演じることに萎え。フェチなエロエロは大好きデスヨ?
また、作品全体の構成としてどうかと思う部分も多々あった。前座の途中で二回、祐巳の妄想が入るのだが、十分以上も延々とディープキスで絡みあっているだけで、その手のフェチ以外には面白くもなんとも無い。濡れ場も「各シチュ、キャプチャーごとにお好みでどうぞ」といった感じで何の工夫も無く、全体的に無駄に長い。容量や表現に限界があったビデオ時代の作品の方がもっと練りこんでいたと思うのだが…。なんか、FCソフトとPSソフトの関係みたいだ。
こんな作品でもバカ売れらしい。萌アニでも、ザワシオ以外に凶津も観たというし(メガネが観たらマジギレして暴れだしそうだ)ネタとして買ったのか皆?! 漏れには3,990円は高すぎるっつーか、貴重な時間を返せ。

*1:実写南くんに似ている

*2:二次元基準