11月下旬2

11月5週のスピリッツ

新連載巻頭カラーの「GO!GO! HEAVEN」。ネットを利用した集団自殺がテーマと、非常にタイムリーな内容。主人公の女の子は、ネットアダルトショップに勤務。上司に調教・金づるにされ消費者金融に多額の借金を持つ。+脇キャラに、孤独なSM嬢。ヒキコモリ暦ン年の無口ゴスロリ。謎のロック少女。主人公とか、死を選ぶのも仕方ない状況かもしれんと思う。ゴスロリ超キモイ。原宿にいるような実際のゴスロリ少女はこんな感じなんだろうけどさぁ。それに比べて、ミサミサは超ハァハァですね。
編集主導の企画モノがメインの青年誌とはいえ、あまりのあざとさと、配慮の無さに、頭にくるのは僕だけですか。そうですか。
この作品、懐古主義バブル世代&ホワイトカラー勝ち組がメインターゲットのスピリッツより、若年ヒキコモリ&雑魚オタ負け組がメインターゲットのヤングアニマルに連載したほうがしっくりくると思う。読者の反感を買うだろうけど。

11月後半のビジネスジャンプ

スピリッツより、ちょい年齢と偏差値とオヤジ度高め、作品テーマを仕事絡みに絞っているけど、似たようなもん。「公認会計士 萌えちゃん」が最終回。以前、タイトルに騙されて1巻を買い、一読してポイした覚えがある。職業漫画の悪いパターンで、最初から最後まで安っぽい人情物語で終わった。それは良しとしても画力が…それで“萌えちゃん”を名乗るとはなめんな。職業漫画はもっとビジネスギリギリの、斬るか斬られるか殺伐とした漫画のほうが良い。野崎修平や「ONE OUTS」などがいい感じ。しかし、究極の自己責任・実力主義を見せ付けられているようで、やや鬱。