よろしこ

神奈川大学サブカルチャー研究会の夏コミ新刊「よろしこ!!第3号」を読んだ。神大サブカル研はやおい書店大崎店と昨年の冬コミで隣同士となり、それ以来交流がある。サブカルということでオタクよろず本の会誌を発行しているが、メインは付録CD。第2号では「ガッツだぜ」の替え歌「ヲタ特有」に大爆笑した。夏コミ新刊の付録は、新曲「オタクは☆ミラクル」(「ムーンライト伝説」の替え歌)に加えて、マッドムービー2作品。今回も付録に大爆笑させられたが、一番感心したのはスーパーマリオブラザーズ1のジャンプについての物理学。エ○ュでの解析検証によると、一応慣性が働き、上昇は物理学に則っているものの、頂点での滞空時間が不自然に長く、落下は無限ワンナップがしやすいように(笑)等速直線運動であるという。アクションゲームとしての快感を優先した操作性微調整の結果との結論であった。よくあるオタクの主観的な原稿では無い理系的アプローチに絶句。私は「→3→4の操作性の進化は秀逸だけれども、1は最初なだけに操作性に難があるなぁ」と常々感じていたのだが、1の時点で既に随所に工夫が施されおり、スーマリの操作性の原点がここにあると教えられた。
冬コミでは学漫でありながら30部を売り切って凄いサークルだなぁと思っていたが、夏コミではなんと50部を売り切ったらしい。(通常、学漫では来客数が50いくかどうかも怪しいのに) 初参加の際は10部完売とのことで、部数の延びも等速直線運動?! リピーターを獲得しつつ、新規客を着実に掴んでいる模様。下級生に勢いがあって、部数的にも作品的にものびしろが大きいサークルなので、正直羨ましい。